チョー悪中年の 沖縄訪問 竜宮城ツアー (2日目)
2007.02.16-18 @ 沖縄


■ 朝のひととき
訪問団の朝食を作る家主
なぜか朝からウキウキ、どうも、何かたくらんでいるようにみえる
天気予報では下り坂だったが、予報に反していい天気
訪問団にとって、これが吉と出るか凶と出るか・・・
とりあえず、宿舎外観
さあ、そろそ出発
今日はW氏が、訪問団にこれだけは経験させたいとセッティングした
マリンスポーツの日。訪問団には未知の世界の不安と期待が入り交じる
ミラクル号は、訪問団の不安をよそに、目的地に向けひた走る
こちら“現場” 沖縄らしい派手な黄色の建物
塀の上にヨットが飾ってある・・・?
その名も『海翔』。“海を飛ぶ”に秘められた意味は・・・
とりあえず事務所へ
オーナーの師匠A氏に挨拶
場内散策
今日は、この海に挑戦するとのこと
しかしその目に、現場犬の挑戦を受ける
さて、今日お相手をしていただけるヨットはこちら『SAVA号』
間近でヨットを見るのは初めて。もの珍しそうに眺める
続いて船上に登り、恐る恐るあちこちさわってみる
さあ、海に出る準備。セイルを取り付ける
テキパキと準備をこなすW氏。すでに“船長”の顔になっている
一つひとつ我らが船長の指導を受け、にわかクルー達は準備に励む
ロープの結び方はよくわからなかったが、意外にアッサリと完成!
台車のまま海に突っ込んで
無事浮かんだ(あたりまえか)
港内ではセイル航行は禁止。港の出入りにはエンジンを使うのだが
そのエンジンの調子がイマイチ。何かいやな予感が漂う
出航までにはまだ時間がかかりそうなので
その前にちょっと水上スクーター遊び。誘われるままに乗り込むと・・・
あっという間に、遙か彼方へ
帰ってきたときは、放心状態?



■ 出 航
当初は訪問団全員が『SAVA号』に乗る予定だったが
風が強いので全員乗るとちょっと危険
選ばれし団員(他の者は乗船拒否したともいう)が乗り込む
無事出航。「行ってきま〜す」
『SAVA号』はゆっくりと港を後にしていった
さて、ヨット遊びでは、ヨットからの転落者を拾うレスキュー艇を必ず出す
あぶれた団員は、別の岸壁の本日のレスキュー艇に向かう
「さ〜て、どれに乗ったろうか」
(あなたが決めることではありません)
レスキュー艇を準備するスタッフのO氏
恐る恐るボートに乗り込む
が、乗ってしまえばいたって快適
軽快に港を後にするレスキュー艇。さすがにモーターボートは速い
ほどなく、取材班のカメラが『SAVA号』を前方にとらえた
しかしよく見ると、メインセイルがなくなっている・・・
何かトラブがあった模様
取材班は取材をあきらめ、急遽、モーターボート運転の講習会
一方、『SAVA号』は淋しそうに港へ帰って行った・・・
帰港して
「おい、大丈夫か?」「ああ、ちょっとしたミス、ミス、だいじょうぶ!!」
「彼は、ああゆうところが、まだまだ素人サ〜」
我らが船長に、師匠の厳しい評価が飛ぶ
どうやら、セイルを引き上げるロープからセイルがはずれて
ロープがマスト先端まで巻き上がってしまったもよう
マストを倒して、ロープを引き戻すとのこと
ヨイショっと、みんなでマストを倒す。
海上に突き出したマスト先端のロープをつかもうとするが・・・
何度目かの挑戦で、やっとロープを確保
見るに見かねて、師匠も陣頭指揮
マストを立てるのも大変
「クソ〜、ワイヤーが止まらん」
(必死の形相の我らが船長と、心配そうに見つめるその師匠)
「あぁ〜、先がおもいやられるわい」



■ 昼 食
とりあえず午前の部は終了!
訪問団は、現場横手にある『ちどり食堂』に向かう
なかなか雰囲気のある“おばあ”が迎えてくれた
しかし、現場ではバーベキューが始まるとのこと
結局ちどり食堂からは、出前をたのむことに
お世話になりっぱなしのA氏、O氏と、もちろん『オリオンビール』で乾杯
「おお、これが沖縄のバーベキューか」(別に大阪と変わりませんが)
ちどり食堂からの出前も届きはじめ、食卓もにぎやかに
『にこみ』(豆腐・昆布などの煮もの)と『ポーク卵』(ランチョンミート)
「オレはこれや」と、“場”に不似合いの『カレー』をたのんだW氏
「沖縄で何でカレーや」と文句を言いながらも、味見をする訪問団
さらに、『てびち』(豚足)、『なかみ』(豚のホルモン)などなど
豚好きにはたまらない“これぞ沖縄”という料理が運ばれてくる
(どれも絶妙なダシがきいていて、実にウマい)
次第に参加者も増えてきて
にぎやかな昼食となった



■ 儀 式
さて、昼食も一段落。次に登場したのは噂の『バナナボート』
しかし空気漏れが発覚し、使用を断念
代わりに登場したのが『Crazy8』
「さあ君たち、誰でもいい、乗りたまえ」と訪問団を誘うW氏
(これが我々を夢の世界へといざなう代物とは、
まだ訪問団の誰も気付いていない)
何の心の準備もないまま『Crazy8』に乗り込んだ訪問団を待ち受けていたのは
その名のとおり“クレイジー”以外の何ものでもなかった
写真を撮る余裕もなく、「これで私も海のモクズと消えるのか」と一瞬頭をかすめたのも確か
結局我々素人にとって、これは“イジメ”以外の何モノでもなかった
 「若い娘ならともかく、オッサンをこんな目に遭わせて、いったい何がおもしろいのか」
 「『海翔』の名に隠された秘密に早く気付くべきであった」と、色々な思いがよぎったが
しかし後から思えば、我々訪問団にとって、これは非日常のいい経験だったのかもしれない
ズブ濡れ・ヘトヘト、精根尽き果てて戻ってきた訪問団
力ない“Vサイン”がすべてを物語る
せっかく持参した海パンやゴーグルに着替える間もなく
普段着のまま“儀式”は終わった
塩漬けの服を脱ぎ、シャワーを浴びてホッと一息。やっと現実へ帰る
一方、たくらみが大成功したW氏は、“してやったり”とほくそえむ
訪問団を襲った手荒な儀式をよそに、陸上では微笑ましい光景が
こうして、幼い男子は立派な大人に成長していく



■ 再挑戦
『Crazy8』の興奮もさめやらぬ中
我らが船長の強い希望で、同じクルーでもう一度出航することになった
取材班もレスキュー艇に同乗しヨットを追う

いよいよセイルを揚げる
テキパキと、持ち場をこなすクルー達
揺れる海上では作業も大変
舵とエンジンを操作して、船主を風上に向ける
今度は成功。見事にセイルが揚がった(といっても、これが普通)

大きく風を受けて疾走する『SAVA号』。これぞヨットの醍醐味

その後も、船長からクルー達に的確な指示が出される(ように見える)

素人クルー達も操船にだいぶ慣れ、スムーズになってきた
と、その時、『SAVA号』に近づく怪しい黒い影
スタッフのO氏がちょっかいを出しに、『SAVA号』に接近
そろそろ帰港準備。海上でセイルをたたむ
この頃になると、それぞれ一人前のクルーに(見えるように)なっていた
最後は、エンジン航行で港を目指し、訓練(?)終了
一方こちらは、レスキュー艇に乗船していた現場犬の『クロ』
船長のA氏に突然海に放り出され、泳いで港まで帰る
(散歩代わりに、いつも泳がせているとのこと、さすが沖縄の犬は違う)



■ 反省会〜撤収
「こんな風の強い日に、僕らはヨットなんて出さないサ〜」
港に帰ってきても、師匠の手厳しい評価は続く
まあしかし、訪問団は、いっぱしの海の男になった“幻影”を感じていた
後半はバテ気味だったが遠泳をこなした『クロ』にも、ご褒美
さて、そろそろお片付け。『SAVA号』を陸に上げ
セイルをはずして船室にしまう
“撤収”は、いつもの合宿で慣れたもの。あっという間に片付く



■ 工房訪問
解散前に、今日バーベキューでご一緒した方の、近所の工房にお邪魔
外壁のコンテナー以外は、すべて手作りとのこと
ひときわ目をひく、怪奇な格好をした流木で作った置物
ご主人にコーヒーをいただき、ほっとする瞬間
こちらは、脱力感



■ 宿舎にて
宿舎に戻り、さっそく水没した“お札”を洗って乾かす団員
(昼間の恐怖がよみがえる?)
沖縄ファッションの話になり
かりゆしウエアの礼服を披露する家主

てなことで、今日は疲労こんぱいのためナイトライフはなし
デリバリーピザを食いながら、沖縄ツアーの第2日目は、意外にも早い時間に終了していった


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